名古屋市立大学蝶ヶ岳ボランティア診療所 診療体制

  1. 名称
    名古屋市立大学医学部蝶ヶ岳ボランティア診療所の正式名称を設立時に制定し、長野県松本保健所への開設届けをした正式名称となっていますが、医学部だけではなく看護学部、薬学部、人文社会学部、芸術工学部、自然科学研究教育センターを含む全学的活動に発展した現状から、今後は「名古屋市立大学蝶ヶ岳ボランティア診療所」の名称を通称として使います。

  2. 医療費の無料化
    高山病による死亡事故を予防する啓蒙活動を推進するためにすべての医療活動を無料とします。ただし、ご支援いただける患者さんからは寄付金をお受け付ける用意があります。連絡先をお聞きして領収書を発行し、患者さんのご希望によって報告書を発送します。

  3. 診療時間
    診療時間として厳密な時間は設定しません。受診患者が午後5時前後から急増します。したがって夕方は診療所近くに待機するようにお願いします。夕食時間も含めて、午後5時以後は少なくとも1名は診察室に学生が交代で常駐できるように配慮してください。受診患者がない場合には、医師は所在を明確にした上で、自由に時間を活用してください。

  4. 処方日数
    医薬品は必要最小限の量が診療所に保管されております。医薬品の補給が大変に難しいことを鑑みて、薬剤等の処方は原則として応急処置を目的として1〜2日分までとしてください。

  5. 遭難事故、重症例
    ヒュッテから離れた山岳地帯で遭難事故が発生したような場合には、二重遭難の危険性があるので、原則として診療所に待機して下さい。詳しくはホームページに掲載してあります。「遭難救助体制」の項目に従って判断して下さい。重症患者をヘリコプターで搬送する必要性があると判断した場合には、ヒュッテ駐在の救助隊員(酒井雄一)を通じて長野県警ヘリコプターまたは長野県広域消防隊の出動の依頼をしてください。搬送先は以下の緊急時連絡先に記載されている病院になる場合が多いです。尚、遭難事故救助の場合には、搬送料金は現時点では請求されていませんが、将来的に患者自己負担が検討されています。

  6. 医療責任/医療事故防止:担当医師へのお願い
    医学部学生、看護学部学生を含めて学生の参加者は、医療行為に関する基礎知識は不完全である可能性があります。投薬に関した医療事故や、誤針事故などが発生しないように、現場の医師は十分注意を払う必要があります。医師自身で処置および投薬内容を含めた最終確認を行うようにお願いします。医師は学生への安全配慮も含めた診療活動の全責任を負うものとします。臨床研修医による医療行為の包括的責任は医療法第8条の規定によって蝶ヶ岳ボランティア診療所を松本保健所長へ届出を行った開設者かつ管理者である三浦裕にあることを鑑みて、臨床研修医が医療行為を行う場合には以下に示した名古屋市立大学のサポートスタッフと綿密な連絡を取りつつ実施してください。

  7. 学生の診療実習範囲
    学生は予診聴取、診療班カルテ(医師記入指定部分以外)記入、呼吸数、脈拍数、血圧測定、体温測定、検尿、心電図検査などの範囲で実習できます。ただし投薬、点滴注射などの医療行為は行ないません。点滴の介助などが必要な場合には特に誤針に注意して作業をしてください。

  8. 医師不在時の学生の対応手順
  9. 緊急連絡
    医療上で異状事態が発生した場合には、現場の状況を電話等により運営委員長に緊急連絡してください。運営委員長は、対策本部を設置して情報の窓口となります。同時に、診療班代表および診療所長、運営委員へ連絡をして最善の医療支援体制と情報を提供します。なお班員の遭難事故が発生し、現地で救援活動が必要な場合には悪天候時の危機管理体制に従って救援活動を行います。

  10. サポートスタッフ:緊急時連絡先

  11. 関連施設:緊急時連絡先
    医療法人 相澤病院(0263-33-8600松本市本庄2−5−1:ヘリポート設備有)
    安曇野日本赤十字病院 Tel.0263-72-3170
    長野県警察本部地域課 Tel.0262-33-0110(遭難救助要請先)
    蝶ヶ岳ヒュッテ(松本事務所 神谷圭子)0263-58-2210
    蝶ヶ岳ヒュッテ(山頂)090-1056-3455
    須砂渡キャンプ場 0263-72-6976

名古屋市立大学蝶ヶ岳ボランティア診療班トップペへ 2000.07.05初版作成、2006.02.08第2項改正、2007.09.05第9項追加改正、 2013.06.18連絡先修正
2015.08.04医療責任の所在の明確化
名前 Yutaka Miura、M.D., Ph.D.